そよ風を受け、無心に回るカモメの風車を見ていると可愛くて心から癒されます。(^^)/
カモメの風車を作るきっかけは、二昔前、テレビドラマで見た、都会の生真面目なサラリーマンと天真爛漫で能天気な青年がひと夏を同じ海のペンションで過ごす
面白おかしいドラマのイントロで、浜風を受け無心に回るカモメが可愛くて欲しくなりました。
園芸店で探したり、ネットで探しても 小鳥の風車はあってもカモメはありませんでした。しかた無いので小鳥の風車を何回か買ったのですが、造りがチャチで1年も経てばボロボロで使い物になりません。そこで、これは自分で作るしかないと思い、無い頭を振り絞りDIYしてみました。
まずは、その辺に転がっていた加工しやすく反りが少なそうなラワン材に鉛筆でカモメ胴体の下絵を描き、それに合わせて切り抜きます。
糸鋸でもあれば簡単なのですが、DIYが好きなわりには手持ちが無く、小型の万能鋸で苦労をして切り出しました。💦
切り出したら目の部分にドリルで穴を開け、全体の角をヤスリやサンドペーパーで丸く仕上げます。
羽の部分が一番苦労をしました。 羽は、使わなくなった木製ブラインドがたまたま有り、幅厚みとも丁度使えそうだったので同じ長さに切り、先を羽の形の様に加工しました。
中心となる木材もあり合わせの物を使い、羽の接合面に45度位の切込みを左右逆に作り、羽を差し込みボンドで固定します。この時左右真っ直ぐになるように気を付けます。
もう一つ重要なのが、乾いてから軸のセンターに穴を開け、シャフトを通し左右のバランスをとる事です。片方が少しでも重いと上手く回りません。重い方の羽先をサンドペーパーで薄く削りバランスを取ります。
市販の物で一番先に痛むのが羽の回転軸部分なので、木に穴を開けるだけでは無く、ステンレス極細パイプを埋め込み、軸はパイプの太さに合ったボルトナットを用意しました。どれも近くのホームセンターで買いました。
カモメ胴体の羽が付く部分の丸い木は、羽が回転した時に胴体に当たらないようにするスペーサーです。羽に歪はどうしても出るので、回転した時このスペーサーで当たるのを防ぎます。
すべての部品が出来上がったら白ペンキで何度か重ね塗りをして強度を上げます。
白の塗料の上にカモメ風の模様を描いて主要部品の完成です。
本体と羽との接合部分には回転が滑らかになる様にプラスチックのワッシャーを入れています。
完成です。
2体作り、1体は花友さん処に嫁いで行きました。