本文へスキップ

I'll enjoy gardening by making by hand.

ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科 ツバキ属


 3月の花
ヤブツバキ


 低山に広く自生し、2月頃〜4月にかけてやや筒状の花を付けます。

ヤブツバキ


 花は枝先に一輪ずつ付け、葉は互生し長楕円形先端が尖り、縁には細かなギザギサがあります。年中緑色でツヤツヤとした光沢があることから光沢を表す古語の「ツバ」をあて、「ツバの木」となったとか、「艶葉木」からツバキと呼ばれるようになったともされています。

藪椿


 雄蕊の中央には蜜がたっぷりとあり、ヒヨドリやメジロなどが好んで集まる、鳥が花粉を媒介する「鳥媒花」として知られています。そのため筒状の花は鳥が止まっても花弁が取れないほど強く花元で一体化しています。その構造から花が散るときは花首からぽとりと落下します。

藪椿


 花首の方が重く、花弁が空気抵抗を受けて、地面に咲いたように落ちます。




 花はサザンカのように全開せず、その控えめな容姿は日本の伝統的な茶花としてよく似合います。

ヤブツバキ


 ツバキはサザンカによく似ており、その見分け方として、ツバキは花首から落ちサザンカは花弁が一枚づつ落ちるがあります。また、花を見て見分ける方法では、ツバキは全体的に筒状でサザンカは平たく花弁が反り返ります。
 花の時期ではサザンカは10月頃から12月頃、ツバキは12月頃から4月頃と、一般的にサザンカの方が早く咲きます。

 花が無いときの見分け方で、サザンカは葉の裏側に細かい毛があり、ツバキは毛が無いと言われますが、毛がほとんど無いサザンカもありなかなか難しいです。また、一般的にツバキの葉は大きく葉の縁の鋸歯は浅く、サザンカは葉が小さく鋸歯が深いとされています。
ツバキとサザンカの違い
 お勧めは上の写真で見るように、葉を透かして見て葉脈が白く透けて見えるのがツバキ、葉脈が逆に黒っぽく見えるのがサザンカです。写真では左がツバキ、右がサザンカですね。
 もちろん交配の進んだ園芸品種では花の散り方も含めて見分けるのが難しい物もあります。黒人と白人のハーフに貴方はどちらですかと言うようなものですね。



 丹後の与謝野町には日本最長寿級と言われるヤブツバキの古木があります。
このヤブツバキは、幹回り3.3m、樹高9.7m、で推定樹齢1200年とされています。
滝の千年ツバキ


 毎年3月下旬か4月下旬にかけて濃紫紅色の見事な花を咲かせます。
   「滝の千年ツバキ」はこちらから↓
滝の千年ツバキ





野の花 トップページ





  つどいの里八ヶ岳山野草園