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I'll enjoy gardening by making by hand.

ウツボグサ(靫草) シソ科 多年草


 初夏の花
ウツボグサ


 日当たりの良い山地の野原に自生し、初夏から夏にかけて伸ばした茎の先端に花穂を付け、紫色の花を咲かせます。

ウツボグサ


 ほふく性で、春に茎を地を這うように伸ばし、そこから高さ10〜30cmほどに立ち上がり、花穂を付けます。葉は、葉柄があり、茎に対生し、披針形から卵状長楕円形をし、茎葉全体に細かい白毛が密生します。

ウツボグサ


 花は穂の下から順に開花し、小さな一つの花は唇形で、上唇は帽子状、下唇は3裂します。

ウツボグサの花


 和名の「靫草(ウツボグサ)」は花穂に付く小花の形が、武士が弓矢を入れて背中に背負った道具の、靫(うつぼ)に似ているところから名付けられています。

靫草


 花後の枯れた穂には、塩化カリウムなどを多く含み、利尿剤、うがい薬などに用いられます。若葉は食用にもなります。

ウツボグサ


 ウツボグサで吸蜜するモンシロチョウ
ウツボグサとモンシロチョウ


 海岸付近まで進出したウツボグサ。



 里山から浜辺迄、適応力が凄い。





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