大成古墳～日本海を一望の海岸段丘に残る太古の遺跡

日本海を一望する絶景スポット「大成古墳」

大成古墳は丹後町竹野にあり、この辺り一帯は、大昔海中だった海食台が隆起して出来た海岸段丘と呼ばれる高台で、日本海を一望出来る絶景スポットです。駐車場から続く遊歩道の先端には展望所も設置されており、その素晴らしい眺望を楽しむ事が出来ます。
大成古墳群は、古墳時代後期（６世紀末～７世紀初め）にかけての１３基の横穴式古墳から成ります。　古墳からは須恵器・土師器などの土器や刀剣・鉄鏃などの鉄器、碧玉製管玉・瑪瑙製勾玉・ガラス小玉・金環（耳飾り）などの装身具が発見されており、この地方を治めていた豪族の墓と思われます。この地域を一望出来るこの場所に、死者の霊を祀ったのは納得出来ます。
この大成古墳のある高台からは、立岩へ続く浜辺まで下りる遊歩道が整備されています。間近で見る立岩は迫力がありますので、足を延ばされるのもお勧めです。
ゴールデンウィーク頃の菜の花やハマダイコンが咲く季節に訪れると、古墳群のある丘を埋め尽くす花々と日本海の広がる絶景を見る事が出来ます。
切り立った海岸段丘の先には展望台があります。